「雅」の文字には「みやびやか」「上品」「平素から」などという意味があります。
「雅」の字は、元々は「烏(カラス)」を表しました。
日本では一般的に烏は好まれないイメージでありながら、しかし厳島神社や熊野神社など烏を祀った神社は珍しくありません。
現在では「雅」の字にカラスの意はほとんどなく、上記の意味が主となりました。
そして文字の成り立ちですが「牙(きばへん)」は「交互にかみ合うことで角(かど)が取れる」という意味があり
「もまれてならされる」ことを表しています。
ただしここでは、そうした意味ではなく「牙」は「が」と発音することから「がー」というカラスの鳴き声として捉え、
とりを表す「隹」と併せることで「カラス」となりました。
むかしの中国で「大雅」「小雅」という貴族社会のみやびやかな様子を伝える詩があったことから「雅」の文字に「みやび・上品」などという意味が付いたとのことです。
カラスは神聖な鳥ですが、名付けにおいて気になるかたは他の漢字を選びましょう。
まさ、まさし、まさる、まさり、みやび、が、ただ、ただし、つね、なり、のり、ひとし、もと
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★★★★☆
「雅」の文字は、
上記を理解した上で、名付けに用いましょう。