愛…由来や成り立ちは?

子供の名前と文字の由来

子供の名前は姓名判断で
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「愛」という漢字の由来・成り立ちを嫌う人もいますが…

「愛」という字は「あいする」「いつくしむ」「めでる」「可愛いと思う」などといった温かな意味を持ちます。

しかし、その由来・成り立ちを見たら、少し物悲しい印象を受けるかもしれません。

「愛」という漢字の成り立ちは、

  • 「旡」(=人が切なさに胸をつまらせ、のけぞった形)
  • 「心」
  • 足を引きずる形(漢字の下の部分)が合わさったものです。

これは、人がその場を立ち去ろうとした時、そこにいる人が心残りであり、切なくて後ろを振り返る様子だとされています。
また、そのような切なさのため、足が進まない様子も表しています。

ですから、こうした成り立ちから「愛」という字は子供の名前には良くないと考える方も、中にはいらっしゃるかもしれません。

しかし、よく考えてみれば「愛情」だけあって「切なさ」はないという状況はないことに気づきます。

愛が深ければ深いほど、いつか必ず来る「別れ」の時を思えば胸が切なくなるはずです。

「陰陽思想」とか「陰陽説」などというものがありますが、万物は陰と陽…相反する二つの要素があって初めて成立するとされています。

「男」というものは「女」があって初めて「男」というカテゴリーが必要となります。
また「夜」があるから、初めて「昼」というものが存在するのです。



「愛」という文字は(厳密に言えば少し違いますが)その陰陽の密接さを、意味と由来で良く示されているなと感じる文字です。

愛と切なさは表裏一体…、切っても切り離せない感情と言えるでしょう。

ですから逆に、愛がなければ切なさも生まれずに済み、ある意味、楽かもしれません。

でも、それは本当に幸せでしょうか?

身内でも友人でも、ペットでも故郷でも…、別れがたい存在が沢山ある人生は豊かさがありますね。

そして何より「愛」という漢字の意味そのものは、先に記しましたように「あいする」「いつくしむ」…など、温かな心を表すものばかりです。

子供の名前を決める際、この「愛」という字などに関しては、その成り立ちから人によって忌み嫌う場合がありますが、深く読み解けば、全く否定するものではなく、むしろ当たり前のことが表されているに過ぎないという気がいたします。

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