「賢」の意味・由来 「賢」の意味・由来 メニュー

「賢」という漢字の由来・
成り立ちには諸説あります


名前における「賢」の読みかた

けん、げん、さと、さとし、さとる、さか、さかし、すぐる、まさ、まさる、ます、やす、かた、かつ、たか、ただ、ただし、とし、のり、よし、より

 名付け おすすめ度 ★★★★☆


この「賢」という漢字 は、一つ前の「真」などと同様に、その成り立ちに諸説ある漢字です。

ひとつ目の説はこうです。

臣(=目)と又(=手)が、貝(=お金)の上にあることから、目と手を緊張させてしっかりとお金を守っている姿とし「かしこさ」の意味が付けられたという説です。

もう1つは、かなり恐ろしい説…。

それは、臣(=目)を又(=手指)で傷つけ、盲人にされる形としています。

そのようなことをされるのは「かしこいため恐れられる人」であり、盲人にされたのち神に仕えたのだそうです。

そういう人には貝(お金)が与えられたため、臣+又+貝で「かしこい」となったという説です。

こちらの説は強烈でインパクトはありますが、これも「真」の時と同様に、諸説あるうちの一つに過ぎないということです。


世間的には、どうしてもこのような過激な説ばかりが一人歩きする傾向にあります。

「賢」という漢字そのものの意味としては「かしこい」「まさる」「利口」など、智恵が優れていることを専らとし、恐ろしい意味はありません。

それよりも「漢字の意味・由来・成り立ちが不吉でないか?」のページに記しましたように、漢字そのものの意味が良くないものを名付けに使ってしまわないよう注意するのが大事です。

由来・成り立ちについては、明らかに不吉なものは除くべきですが、諸説あるうちの一説に不穏なものも含まれているような場合は、大らかに考えても良いのではないでしょうか?

また「賢」の字 は、新字としては16画ですが、本字(旧字)は15画です。

名付けの際には「新字」の画数のみで考えず「本字体」からの影響もあわせて考慮しましょう。
⇒ ●「新字と本字、大切です」のページはこちら



●「漢字の意味・由来・成り立ちが不吉でないか?」のページへ戻る

16画の漢字一覧ページへ戻る




ページのトップへ戻る