「マナカナ」の愛称で親しまれる双子の女優、三倉茉奈さんと三倉佳奈さん。
以前はよくバラエティ番組などでもお見かけし、二人そろって発言する内容、しゃべり方、タイミング……いくら双子とはいえ、あまりにピッタリなことに驚かされました。
その小気味よさも人気の秘訣だと思いますが、そう見えて、実はお二人の性格には大きな相違があるのだそうです。
ずっと前ですが「オーラの泉」という番組があったのはご存知でしょうか。
美輪明宏さんと江原啓之さんが、その日のゲストを霊視する番組です。
そこにマナカナさんのお二人がゲストとして出演(2009年7月・当時23歳)されたとき、そのことを告白していました。
双子の妹・佳奈さんのほうは、とてもポジティブ。
それに対し姉の茉奈さんは、何かにつけネガティブ思考なのだそうです。
双子ですから、当然のことながら同じ生年月日(ネット情報=1986年2月23日、朝9時30分頃 大阪市内)です。
生まれた時間も7分しか違わないとのことですから、四柱推命では同じ星が出そろうことになります。
この生まれがどのような性質を持つものか簡単に説明しますと……、
「比肩(ひけん)」という、さっぱりとした強さと明るさが備わる星が、傷のない良い形で存在し、その星が「食神(しょくじん)」という星をうまい具合に押していて、伸び伸びした性格にさせています。
そして「戊戌日」の生まれですから、あまり体裁を飾ったりはしないのですが、中には一風変わった人も見られる生まれです。
人生の安定度は、中くらいです。
本人のエネルギーの強さは、中よりやや強めであり、外で働くにはちょうど良いです。
ですが家庭に入った後には、もう少し弱めのほうが理想かもしれません。
しかし人生全般で、その強いエネルギーを制する力が加えられますので「女性なのにエネルギーが強すぎる」ことによる害は、ほとんど心配ない生まれです。
また特別、繊細であったり神経質になる要素は含まれていません。
簡単ですが、四柱推命では大体このような生まれと分析できます。
全体的な感想としては、破綻している箇所がなく、とても綺麗な星まわりです。
そして、さっぱりと明るくポジティブな性格であるはずです。
ということは、佳奈さんのほうが生まれのままに生きることができているということになりますね。
では何故、姉の茉奈さんはネガティブ思考なのか…?
そこでやっと姓名判断のお話になりますが、番組の中でこんなやり取りがありました。
「双子だから、親が私たちの名前の画数も同じにした」と言うマナカナさんに対し、美輪さんがこう切り返したのです。
「"茉" という字の画数は違うのよ」
そう言って、旧字のクサカンムリについて触れていました。
本当に仰せの通りで、マナカナさんのご両親は新字だけを見て同じ吉画数にしたのだと思いますが、本字(旧字)ですと茉奈さんのお名前のほうは崩れてしまうのです。
( 新字と本字については、こちら)
幸い「総格」については本字でも吉となりますが、「地格」(下の名前の画数)が19画となってしまい、凶なのです。
地格というのは、生まれてから33歳前後までの運勢や気質に影響します。
ですから佳奈さんのお名前が純粋に吉画数(16画)であるのに対し、茉奈さんは本字(旧字)の凶意が入りこんでしまいます。
そのことが、四柱推命で同じ星を持つ二人が、同じ家庭で育ったにも関わらず「片やポジティブ、片やネガティブ」と内面を分けてしまった要因だと思います。
しかし茉奈さんも33歳前後になれば、地格の影響が薄れていきますので「明るくさっぱり・ポジティブ思考」という本来の気質に戻っていくと言えます。
実際、この放映の10年後、ちょうど茉奈さん33歳のときご結婚されました。
ちょうど本字(旧字)の地格による凶意が去る頃です。
結婚ばかりが幸せの形ではありませんが、佳奈さんのほうが先に新しい家族を手に入れたというのは、やはり名前の影響あってのことと思われます。
名前の吉凶の差により内面に違いが生じ、その結果、人生のあらゆることに影響してきたのでしょう。
しかし33歳以降は「地格」からの悪影響も去り、自然と本来のポジティブさを取り戻しているのではないかと思います。
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